
最終更新日:2026年10月21日
Quireでは、1つのタスクを複数の人に割り当てられます。混乱のもとになると警告するツールは少なくありません。その根底にあるリスク(責任の分散)も現実のものです。それでも、担当者を1人に絞ったり、分けるべきでないタスクを無理に分けたりするより、共同で割り当てたほうが良いケースははっきりあります。すべてのプランで無料です。
「1つのタスクを複数の人に割り当てられますか?」とよく聞かれます。もしかすると、あなたも気になっているかもしれません。答えは「はい、できます」です。
担当者が1人なら、責任を負う人も1人です。多くのタスクツールがそこで止まっているのはそのためです。役割を分け合うと、一人ひとりの責任感は薄れてしまいます。クライアントへの納品物や、ほかの作業の前提になるタスクでは、担当者を1人にしておきましょう。Quireなら選べます。責任の所在が重要なときは1人、誰でも引き受けられるタスクなら複数人です。
多くのタスクツールは、意図的に担当者を1人しか設定できないようにしています。それは意地悪ではなく、懸念が現実的だからです。
心理学ではこれを「責任の分散」と呼びます。古典的なラタネとダーリーの研究では、責任を分け合う人数が増えるほど、一人ひとりが「自分の仕事だ」と感じにくくなることが示されました。「誰かがやるだろう」が、抜け漏れの原因になります。
だから私たちもこの懸念は尊重しています。ただ、だからといって、すべてのタスクで毎回必ず1人だけを指名しなければならない、とは考えていません。
本来チームで担うべき仕事もあります。そうでないふりをすると、かえって手間が増えます。誰を選ぶかで悩み続けるか、分ける必要のなかったタスクをただ割り当てるためだけに子タスクへ分割することになるからです。
ここでは、共同の割り当てが理にかなう3つのケースを紹介します。
営業チームに顧客からの問い合わせが届き、3人が返信を担当しているとします。タスクを3人全員に割り当てれば、新しい問い合わせが入るたびに全員へ通知されます。誰でもすぐに着手できます。(通知はタスクが届いた瞬間に全員へ届くので、探しに行く必要はありません。)
誰が空いているかを確認したり、誰が担当するかを決めたり、割り振りの仕組みを組み替えたりする手間は、チームで対応できるなら不要です。共同の割り当てなら、その仕事の流れにそのまま合います。問い合わせがカテゴリ別に分かれ始めたら、セクションを使えば、共同の割り当てを崩さずにリストを分けられます。

アニメーション動画を制作していて、2人のグラフィックデザイナーがキャラクターのコンセプトを担当しているとします。タスクの中身はまだ固まっていません。キャラクターの数や種類、相互の関係性など、きれいに分割できるほど明確ではないのです。
割り当てるためだけに子タスクへ分けるのは、余計な作業です。2人のデザイナーに割り当てれば、2人で話し合って進めてくれます。それがチームワークです。共同作業を分けるか分けないかを決める前に、チームがもともとどのコラボレーションスタイルに寄っているかを知っておくと役立ちます。

おそらく経験があるケースです。開発チームが製品を完成させ、評価に出せる状態になったので、「レビュー」というタスクを作ります。
担当者を1人にすることもできます。ただ、レビューは目が多いほどフィードバックが増え、多いほど良いものです。複数人に割り当てれば、1人のレビュアーでは得られない、より豊かな評価が得られます。

柔軟に使えるからといって、何でもグループのタスクにしてよいわけではありません。責任の分散は現実に起こります。責任の所在をはっきりさせたいときは、担当者を1人にしましょう。誰が何を担うかをもっと正式に決めたい場合は、RACI、DACI、RAPIDがまさにこの問いのために作られた責任分担のフレームワークです。
クライアントが納品物を待っている場合や、ほかのタスクがこのタスクの完了に依存している場合は、1人を指名してください。「誰の担当か」が「進んでいるか」より重要なときは、はっきりした1人の名前が大勢にまさります。複数の担当者は、共有の受信箱、本当に共同で進める作業、目が多いほど助かるレビューのために取っておきましょう。
まず実際のタスクを1つ選んで試してみてください。普段なら「いちばん適した1人」を決めるのに悩むようなタスクで、対応できる2、3人に割り当てます。そのうえで、次のクライアント向け納品物は、はっきりした1人の担当者のままにしておきましょう。
大切なのは、あらゆる場面で複数の担当者を使うことではありません。いつもの進め方やシンプルなUIを損なわずに、仕事に合わせて割り当て方を選べる自由です。
はい。1つのタスクに複数の担当者を設定でき、全員に通知が届き、誰でも引き受けられます。
責任の分散が理由です。責任を分け合うと、一人ひとりの当事者意識が薄れることがあります。尊重すべき現実的なリスクです。
誰でも引き受けられる共有の受信箱、分ける価値のない共同作業のタスク、フィードバックは多いほど良いレビューです。
クライアントへの納品物や、ほかのタスクが依存するタスクなど、責任の所在を明確にしたいときです。そのような場合は、大勢より1人の担当者のほうが適しています。
はい。1人でも複数人でも、割り当てはフリープランを含むQuireのすべてのプランで使えます。