
最終更新日:2026年8月27日
Quire テンプレートは、タスク、子タスク、ステージ、ワークフローがあらかじめ設定された既成のプロジェクトひな形です。作業内容に合うもの(アジャイルとスクラム、顧客リレーションシップパイプライン、マーケティングキャンペーン、カスタマーエンゲージメント)を選んで組織に複製すれば、準備ではなく作業そのものからスタートできます。
新しいプロジェクトの初日は、実際の作業ではなくセットアップで終わりがちです。タスクリストを作り、ステージを決め、ビューを整え、前回の似たプロジェクトでうまくいった構成をコピーする。Quire テンプレートなら、その一日がまるごと不要になります。作業に合うテンプレートを選び、組織に複製して、すぐに動き出せます。
調査結果も、テンプレートに味方しています。
PMI の PMBOK ガイドは、標準化されたテンプレートを、成熟していくプロジェクトチームにとって中核的な組織プロセス資産のひとつと位置づけています。また、トヨタ生産方式の数十年にわたる研究も、別の分野で同じ結論にたどり着いています。最善とされるやり方を標準にしておくと、本当に判断が必要な仕事にエネルギーを回せるのです。
テンプレートは怠慢ではなく、認知的な負担を減らす工夫です。カーネマンの『ファスト&スロー』も心理学の言葉で同じことを述べています。月曜の朝にチームが下さなくて済む判断のぶんだけ、大切な仕事に頭を使えます。

プロジェクトのための既成のひな形だと考えてください。すべてをゼロから作る代わりに、ニーズに合うテンプレートを選ぶだけ。タスク、子タスク、ステージ、ワークフローまで揃ったプロジェクトが、すぐに使える状態で手に入ります。
開発チームでスプリントを回すときも、新しいマーケティングキャンペーンを始めるときも、顧客エンゲージメント戦略を練るときも、たいていは使えるテンプレートがすでに用意されています。
マーケティング、イベント計画、アジャイルの各テンプレートについて、チームで通しのウォークスルーを録画しました。全体で約1時間です。
このセッションの内容16:16 マーケティングキャンペーンテンプレートのウォークスルー25:15 イベント計画テンプレートのウォークスルー32:28 アジャイルとスクラムのテンプレートのウォークスルー43:51 知られざる便利機能:スマートフォルダー、ドキュメント、チャート、繰り返しのタスク、あとで表示、タイムトラッキング
わかりやすい例はスクラムチームです。Quire のアジャイルとスクラムテンプレートには、バックログ、スプリント計画用のリスト、設定済みのボードビューが最初から入っています。複製すれば、前回のプロジェクトと同じ構成を午後いっぱいかけて作り直す代わりに、すぐ最初のスプリントを始められます。テンプレートを用意したら、スプリントのタスクをカレンダーにドラッグ&ドロップして、キックオフ前に期限の日を確定させましょう。
営業向けには、顧客リレーションシップパイプラインテンプレートが、サブリストとカンバンボードを使って、最初の接点から成約までの顧客を追跡します。次に加わる担当者は、パイプラインを作り直さず、その構成をそのまま引き継げます。
よく使われる Quire テンプレートを一覧にまとめました。
| テンプレート | 向いている用途 | 設定済みの内容 |
|---|---|---|
| アジャイルとスクラム | スプリントを回す開発チーム | バックログ、スプリント計画用リスト、ボードビュー |
| 顧客リレーションシップパイプライン | 最初の接点から成約まで案件を追う営業 | パイプライン用サブリスト、カンバンボードビュー |
| マーケティングキャンペーン | マルチチャネルのローンチや連携した展開 | ステージ別に整理されたキャンペーンのタスク階層 |
| カスタマーエンゲージメント | ライフサイクル全体の顧客接点の追跡 | エンゲージメントのワークフローのステップ |
どのテンプレートも複製後は自由に編集できるので、上の表は固定のメニューではなく出発点です。
[Quire テンプレートライブラリ](https://quire.io/w/Welcome_to_Quire_Templates?doc=Templates)の全体を見るか、カテゴリへ直接移動できます:生産性向上メソッド、プロジェクト管理、ビジネスオペレーション、マーケティング&クリエイティブ。
Quire を使い始めたチームが、役割別に最初に手に取るテンプレートを簡単に紹介します。
マーケティングリーダー: まずはマーケティングキャンペーンテンプレートから。調査、アセット制作、チャネル展開、成果レビューといった標準的なキャンペーンの各フェーズが、タスク階層として用意されています。四半期ごとのキャンペーン立ち上げが、半日がかりの準備から1時間のキックオフに変わります。多くのマーケティングチームは、四半期ごとにこれを複製して名前を変えるだけで、ゼロからは作りません。
営業マネージャー: 顧客リレーションシップパイプラインテンプレートには、標準的なファネルのサブリストがすでにつながった状態で入っています。新しい担当者は同じ形のパイプラインを引き継ぐため、全員が同じ5つのリストで動くことになり、コーチングも楽になります。新人のオンボーディングも、システム設計ではなく、複製して割り当てるだけの作業になります。
エンジニアリングリーダー: アジャイルとスクラムテンプレートが定番の出発点ですが、おすすめはさらに一歩進めた使い方です。バックログ整理の頻度、スプリントの長さ、ストーリーポイントの尺度、あるいはデイリースタンドアップの進め方など、チーム固有の運用に合わせて一度フォークし、それを社内テンプレートとして保存します。以降のスプリントは、汎用的な Quire 版ではなく、自分たちの版から始まります。
カスタマーサクセスリーダー: カスタマーエンゲージメントテンプレートは、顧客ライフサイクル全体の接点をまとめます。導入したチームは、「顧客に対してやっているつもりのこと」と「実際に起きていること」のギャップが、数週間ほどで縮まると感じることが多いようです。接点が属人的な知識ではなく、見える形になるからです。
オペレーションリーダー: 意外かもしれませんが、試す価値があります。オペレーションの仕事は、ベンダーのオンボーディング、社内監査、四半期ごとのコンプライアンス対応など、繰り返しが多いのが特徴です。そのため、テンプレートの効果が他のどこよりも早く表れます。
繰り返しのプロセスのセットアップは一度きりで、その成果は四半期ごとに返ってきます。自分たちの仕事をプロジェクトの形だと思っていないため、多くのオペレーションチームはテンプレートを十分に活用できていません。しかし、15個の安定したタスクからなる四半期ごとのコンプライアンス監査は、まさにテンプレート向きの形です。
5つの役割に共通するのは、仕事に「型」があるときにテンプレートが効くということです。オペレーションチームに繰り返し行う15ステップの監査があり、マーケティングチームに四半期ごとのキャンペーンのリズムがあり、営業チームに安定したパイプラインがあるなら、テンプレートはもはや選択肢ではなく土台です。逆に、毎回まったく新しい仕事なら、テンプレートは不向きで、空のプロジェクトが適しています。
セットアップ時間の節約以上に大きな価値は、一貫性です。すべてのプロジェクトが同じ構成から始まれば、探し物が早く見つかり、引き継ぎも予測しやすくなり、キックオフのたびにワークフローを考え直す必要もなくなります。この効果は、成長中のチームほど積み重なります。新しく加わった人は、自分流の構成を作るのではなく、既存の構成を引き継げるからです。
どのテンプレートも、複製後は自由にカスタマイズできます。タスク名の変更、子タスクの追加、ステージの変更も思いのままです。テンプレートは出発点であり、制約ではありません。
機能紹介よりもカタログをご覧になりたい方へ。それぞれの内容と使いどころは、チームが実際に使える20以上のプロジェクト管理テンプレートにまとめています。
関連記事:2週目で崩れないプロジェクト計画テンプレート — どのプロジェクトテンプレートを複製する前にも用意しておきたい、計画の構成(スコープ、マイルストーン、担当者、依存関係)について解説しています。
Quire テンプレートのページを開いて、ざっと見てみましょう。さまざまなテンプレートを用意していて、今後も追加していきます。
使いたいプロジェクトを選びます。
上部のプロジェクト名の横にあるドロップダウンメニューのアイコンをクリックし、Duplicate を選択します。

新しいプロジェクトの名前を入力し、プロジェクトテンプレートを追加する組織を選んで、Create をクリックします。

Quire の中でチームが自作のテンプレートを育てていく様子を見ていると、繰り返し使われるものと、いつの間にか廃れていくものには、いくつかの違いがあります。
良いテンプレートには、はっきりした担当者がいます。 マスター版を最新に保つ責任者がチームにいることが大切です。そうでないと、プロセスの変化にテンプレートが追いつかず、信頼されなくなります。担当者を1人決め、四半期ごとの見直しを予定に入れておけば十分です。
良いテンプレートは小さいです。 200個のタスクがあるテンプレートは、役立つよりも気後れさせてしまいます。再利用されやすいテンプレートは、たいてい1つにつきタスクが20〜40個で、3〜5個のサブリストに整理されています。それ以上になると、初日から宿題のように感じられます。
良いテンプレートは、プロジェクト固有の作業の余地を残します。 すべてのタスクを決め打ちにしたキャンペーンテンプレートは、キャンペーンごとの違いを生む作業を押し出してしまいます。繰り返し発生する8割をテンプレートがカバーし、その回ならではの2割はプロジェクト側で加えるのが理想です。
良いテンプレートは、前提を簡潔に書き残します。 テンプレートの冒頭に、何のためのものか、どんなときは合わないか、質問先はどこかを2文でメモしておくと、新しい人が使うたびに生じる混乱や、会議で費やす1時間を節約できます。プロジェクトの説明か最初のタスクに書いておきましょう。
どの Quire ワークスペースでも長く生き残るテンプレートは、この4つの特徴をすべて備えているのが普通です。廃れるものは、担当者がいない、大きすぎる、硬直している、背景の説明がない、のどれかでつまずいています。
テンプレートが効果を発揮するのは、仕事に繰り返しの型があるときです。すべてのケースで効くわけではありません。
テンプレートは、出発点として使ってこそ時間の節約になります。せっかくの効果を知らないうちに無駄にしてしまう例を挙げます。
これから始めるプロジェクトに一番近いテンプレートを選びましょう。組織に複製し、タスク名を状況に合わせて変更すれば、空のタスクリストから始める手間は丸ごと省けます。出発点はテンプレートハブです。
Quire コミュニティに共有したいテンプレートはありますか?feedback@quire.io までメールでお寄せください。
Quire テンプレートは、タスク、子タスク、ワークフローがあらかじめ設定された既成のプロジェクトひな形です。複製すれば、ゼロから作る代わりにすぐ作業を始められます。
テンプレートは時間を節約し、すべてのプロジェクトを同じ構成に揃えます。チームは探し物が早くなり、キックオフのたびにセットアップの議論をする必要もなくなります。
代表的なものに、アジャイルとスクラム、顧客リレーションシップパイプライン、マーケティングキャンペーン、カスタマーエンゲージメントがあり、今後も順次追加されます。
Quire テンプレートのページを開き、テンプレートのプロジェクト名の横にあるドロップダウンから「Duplicate」(複製)を選び、組織を選んで名前を変更します。これだけです。
はい。閲覧も複製もフリープランで利用できます。複製したテンプレートはあなたのプロジェクトのひとつになるため、気にするのはプランのプロジェクト数の上限だけです。
次のプロジェクトで、セットアップの一日を省きませんか?
Quire テンプレートライブラリを開き、作業に一番近いものを複製してタスク名を変更すれば、空のプロジェクトから作るのではなく、初日から作業を始められます。